●コレステロール値を上げにくい食生活とは?
一般的に、コレステロール値について話をする場合、コレステロールの多い食品が
注目されるみたいですが、実はそうではなく、私たちの血中のコレステロールは、
80~90%は肝臓で合成されたもので、食品から摂取されたコレステロールは10~20%
らしいです。よって、コレステロール値を下げるには、コレステロールを多く含む
食品を減らすことより「コレステロールの合成を増やす食品を減らすこと」と
「コレステロールを合成させにくい食品を増やすこと」が重要みたいです。
●コレステロール値を下げる鍵は、飽和脂肪酸を減らす!
肝臓でのコレステロールの合成は、食事の内容で変化するので、その主な要因が
脂肪の摂り方みたいです。同じ脂肪でも、「飽和脂肪」を多く摂取すると
コレステロールを合成する機能が高まり、逆に「不飽和脂肪」を摂ると合成
が減るみたいです。
①飽和脂肪を多く含む割合の多い食品
ベーコン、ソーセージ、ロースハム、チーズ、バター、ポテトチップスなど
②不飽和脂肪を多く含む割合の多い食品
大豆油、菜種油、ゴマ油、豆腐、味噌、魚介類、油あげなど
●同じ肉類でもタンパク質が多いほどコレステロール値を上げにくい!
牛肉、豚肉、鶏肉、肉加工品のどれもが脂身が少ないそうです。コレステロール
値を上げにくい物の方がタンパク質の含有量が多いらしく、脂肪が減るので
カロリーが下がり上、減量にもいいみたいです。
●どんな食品を選べばいいの?
コレステロール値を「下げる食品」「あまり変えない食品」を選んで、「下げる
食品」だけを摂るようにすれば、効果的ですが、長く続ける事はむずかしい
らしいです。また、「上げる食品」から「あまり変えない食品」に変えても、
コレステロール値は下がるみたいです。食品を上手に選び、できるだけ多くの
種類を摂るように心掛けましょう。
・コレステロール値を上げる食品
魚、大豆、植物油、ドレッシング、野菜、海藻、果物など
・コレステロール値を変化させない食品
マヨネーズ、和菓子、鶏肉レバーなど
・コレステロール値を上げる食品
牛、豚肉の脂身、バター、乳脂肪分など
●コレステロール値を下げる食事の摂り方
・朝食を和食にする
バターやベーコンをタマゴなどを定期的に取らない、洋食の場合は低脂肪のハムや
高リノール酸入のマーガリンを使うことにより、飽和脂肪の摂取を控えられる。
・肉、タマゴを控え、魚、大豆製品を毎日1品は取るようにする。
肉類は脂肪の多い肉より脂肪の少ない肉を選びましょう。また、魚の脂身は
コレステロール値を下げるだけではなく、中性脂肪を下げたり、動脈硬化の
予防にもいいみたいです。大豆や大豆製品は、飽和脂肪の少ない良質タンパク
食品ですので豆腐や油あげなどで摂取しましょう。
・乳製品は低脂肪食品を摂取する。
・野菜、海藻を取る。
・バター、ラードをやめてサラダ油、ドレッシングを摂る。
・菓子パン、洋菓子、スナック菓子よりも和菓子を摂る。
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