●コレステロールの種類とは?
コレステロールは、水に溶けないので、血液中を流れる時にはタンパク質と結合した
リポたんぱく質の形で存在するらしいです。結合してるたんぱく質の種類により、HDL
コレステロールとLDLコレステロールに分けられるみたいです。HDLコレステロールは、
善玉コレステロールと呼ばれ、血管の壁に溜まってるコレステロールを肝臓に運ぶ働き
があり、LDLコレステロールは、肝臓に蓄積されたコレステロールを体のいたる所に
運ぶために悪玉コレステロールと呼ばれるらしいです。
●コレステロールの吸収と働きとは?
コレステロールとは、細胞膜の主要せいぶんであり、脳や肝臓、神経組織などに多く
含まれてるらしいです。その上、性ホルモンや副腎皮質ホルモンなどのステロイド
ホルモン、胆汁酸、ビタミンDなどの原料になり、生命維持に欠かせない大事なものです。
体内で必要なコレステロールは、大部分が糖質や脂肪酸から生じたアセチルCoAという
物質から、主に肝臓と小腸で、一日に体重1Kgあたり12~13mg生産されるらしいです。
食品からのコレステロールは、吸収量の個人差が大きいらしいのですが、体内で合成され
るコレステロールの1/3~1/7ぐらいらしいです。その上、私たちの体は、食事からの
摂取量が多い場合は、体内で合成料量が少なくなるように調整され、逆に食事からの
コレステロールの摂取量が少ない場合は、体内での合成量が多くなるように調整される
みたいで、食事によるコレステロールの摂取量が血中コレステロール値に影響するという
事は、はっきりとわかってないらしいです。
●コレステロールの一日の摂取基準量とは?
・現在の食事摂取基準では、コレステロールの摂取量の基準値は定められてないみたいで
す。平成27年度の国民健康・栄養調査の結果、成人のコレステロールの摂取量は平均、
男性が300~350mg前後で女性が250~300mgらしいです。
主な摂取源としては、卵が一番多くコレステロールの摂取量の約半分で、あとは、魚介類、
肉からが多いみたいです。
・食事からのコレステロールは血中コレステロール値にはあまり影響しないみたいですが、
血中コレステロール値が高い人は、コレステロールの過剰摂取は良くないみたいです。
ですが、コレステロールはタマゴ、肉、魚などの動物性たんぱく質を多く含む食品に含ま
れるので、特に高齢者で、コレステロールの摂取量を制限しようとするとたんぱく質不足
を生じて、低栄養を生じる可能性があるので注意が必要みたいです。
●コレステロールが不足すると?
・コレステロールが不足すると、細胞膜や血管が弱くなり、免疫力が低下したり、
脳出血などを起こしやすくなるみたいです。ですが、今の、食生活では、コレステロール
が不足することはないみたいです。
逆に、血中のLDLコレステロールが高く、HDLコレステロールが低い脂質異常症では、
コレステロールが血管壁に蓄積され動脈硬化を誘発し、虚血性心疾患や脳梗塞の
リスクが高まるみたいです。
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