●善玉コレステロールを増やす!
いろんな実験から、酒を全く飲まない人より、適量飲む人の方が、狭心症や心筋梗塞
などの動脈硬化性の心臓病にかかりにくいらしいです。このことは、日本だけではなく
いろんな国で調査され、適量飲酒が心臓病にいいということが、国際的に認められてる
みたいです。特に日本酒には、「ガン抑制」「糖尿病予防」様々な効果があるらしいです。
●心臓病とコレステロールの関係!
狭心症や心筋梗塞などの心臓病は、心臓の動脈硬化という病気が進行することで発症
するらしいです。動脈硬化とは、心臓の動脈壁が厚くなることをいい、これによって
血管に血の固まりができて詰まったり、狭くなったり、痙攣が起きたりするみたいです。
この動脈硬化は、コレステロール値が高くなることで進行するらしいです。
コレステロールは血液中の脂肪の一種で、体の細胞を作ったり、体調を整えるホルモン
の材料となる物質で、「体に良くないもの」と思われがちですが、人間の体には
とっても大切なものらしいです。
●酒2合で善玉が増える!
一般に成人におけるコレステロール量の目安は200mg/dlが「望ましい」とされて
200~239mg/dlでは「境界線」で、240mg/dlでは「高すぎる」とされてるみたいです。
また、そのうちの善玉コレステロール量が35mg/dl以下で「低すぎる」状態です。
この善玉コレステロールが、日本酒に含まれる成分によって増えることが、色んな
研究で明らかになってるらしいです。
・(財)老年病研究所の研究
(財)老年病研究所の研究によりますと、40~59歳の男性のおいて「酒を毎日
2号以上飲む人」「2号未満飲む人」「時々飲む人」「飲まない人・やめた人」の
タイプに分けて善玉コレステロール値を測定。これによるとお酒を飲む人は飲まない
人に比べ、善玉コレステロール値は高い傾向にあるらしいです。
しかし、心筋梗塞や認知症などは、適量のアルコールが発症リスクを低下させますが、
高血圧、脂質異常症、脳卒中(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血)、ガンなどは、アルコー
ル摂取量が増えるにつれ、発症リスクが高くなることがわかってるみたいです。
・自分の酒の適量を見直してみる。
普通、血中濃度が高くなると、酔いがまわり、爽快な気分、又は陽気になったりと
満足感が得られるのですが、長年飲み続けてる中高年の場合は、体がアルコールに慣れ、
なかなか満足感が得られなくなり、飲む量が増えるみたいです。また、年をとるたびに
体内でのアルコールの代謝機能が低下し、アルコールを分解、吸収、排泄するまでの
時間が長くかかるようになるため、普通はお酒に弱くなり、飲む量もへります。ところが
代謝機能の低下を自覚できないまま、若い頃と同じように飲む人が多いらしいです。
そうすることで、血中濃度が高い状態で、かつ飲む量が増え、その上代謝機能が低下して
るため、からだへのダメージが大きいみたいです。特に中高年の方は、自分の適量という
ものを見直した方がいいみたいです。
・アルコールとうまく付き合う!
中高年の方がアルコールと上手に付き合うには、飲酒量と飲酒回数という2つの面から
考えることが大切みたいです。
飲酒量については、厚生労働省の「健康日本21」では、節度ある適度な飲酒量として、
一日平均でアルコール20g程度としてるらしいです。これは、ビール中瓶1本、日本酒
1合、チュウハイ(7%)350ml缶1本、ウイスキーダブル1杯に相当で、これは、健康で
アルコール代謝機能も正常な人を対象としてるみたいです。よって、中高年になるにつれ、
アルコール代謝機能が低下するので、厚生労働省の基準より少ない量を適量とすることが
大切らしいです。
一方、飲酒回数に関しては、一般的に週に2日は休肝日をつくることがいいとされてる
みたいです。アルコールの多くは肝臓で分解されるので、肝臓を休めることは必要で、
特に中高年の場合、もっと大事なことは毎日続けて飲まないことらしいです。
その理由としては、アルコールの代謝に時間がかかり、自分では気がつかなくても、
からだへの影響が残りやすいためらしいです。また、アルコールはニコチン同様の
強い依存性があるので、毎日、飲んでると少しずつ飲酒量が増え、アルコールへの
依存度が高くなるみたいです。
その他には、飲酒の時には、食事も大事で、空腹時にアルコールを飲むと、胃を
素通りして小腸で吸収されるため、吸収が早まり、血中濃度も急速に高くなる
らしいです。飲む時は必ず食事を摂ることで、体の影響を和らげることができる
みたいです。
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