コレステロールが原因でなりやすい病気と治療費は?
HDLが低いと、脂質異常症、メタボリックシンドローム、高血圧症、肝硬変、腎不全、甲状腺機能
亢進症などが疑われます。また、LDLが高くなる病気として、脂質異常症、メタボリックシンドローム、
糖尿病、甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群、閉塞性黄疸などが挙げられます。
脂質異常症
脂質異常症から動脈硬化が進行すると、脳卒中や心筋梗塞などの重大な病気を引き起こし、
命を落とす危険性もあります。脳卒中の診療日数の平均は入院26.6日、外来4.2日で、
医療費総額の平均は入院187.6万円、外来5.3万円です。また、心筋梗塞の診療日数の平均は
入院14.2日、外来4.6日で、医療費総額の平均は入院179.5万円、外来6.8万円と高額です。
高血圧症
高血圧の状態が続くと、進行にしたがって治療費がかさみます。高血圧の診療日数の平均は
入院18.5日、外来5.3日で、医療費総額の平均は入院119.2万円、外来5.3万円です。
糖尿病
高血糖の状態が続いて、合併症を引き起こし、四肢切断や失明に至ったり、人工透析が欠か
せなくなる危険性があります。糖尿病の診療日数の平均は入院17.2日、外来4.7日で、医療費総額の
平均は入院99.2万円、外来5.3万円です。また、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害といった
重大な合併症もあります。人工透析には、週に3回ほど通院が必要で、1回につき4~5時間も時間を
費やすことになります。
メタボリックシンドローム
腹囲がひっかかっていて、脂質異常、高血圧、高血糖のうち、2つ以上が当てはまる場合、
メタボリックシンドロームと診断される可能性が高くなります。
肝硬変
肝臓に脂肪がたまると脂肪肝になり、肝硬変・肝がんへと進行するリスクがあります。
定期的な検査が必要です。
ネフローゼ症候群
高度なたんぱく尿が出て、低たんぱく血症が起き、むくみの症状が出ます。
定期的な通院と投薬が必要です。
腎不全
腎臓の働きが低下します。人工透析になると、週に3回ほど通院が必要で、1回につき4~5時間
も時間を費やすことになります。
甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
LDLが高くなると甲状腺ホルモンの血中濃度が下がり、甲状腺機能低下症になります。HDLが低いと、
甲状腺の働きが活発になりすぎて、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)になります。進行すると眼球突出
や動悸などの症状が現れます。
閉塞性黄疸
胆管がつまり、胆汁の流れが止まる病気で、LDLが高くなります。手術が必要な場合があります。
このように、コレステロールの異常値は、医療費がかかるリスクが高いとみなされ、健康年齢が
高くなることがあります。
コレステロールが高い原因とは?
・体質(遺伝)
健康診断でコレステロールが高いと言われる場合、血液中のコレステロールのことで、濃度が高い場合血管の内
側に脂質がたまり動脈硬化が進み、脳卒中や心筋梗塞などになるらしいです。そして、血液中のコレステロール
が高い場合は、食事や生活習慣だけではなく、遺伝性の病気が原因の場合もあるらしいです。
後、脂肪の多い食事(欧米スタイルの食生活)や運動不足などがあり、男性は主に40~50歳ぐらいからで、
女性は閉経を迎える頃から高くなるみたいです。
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