●総コレステロールはどのようなもの!
①外来では、普通3種類の脂質が測定されるらしいです。その3種類とは、「LDL
コレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪」または「総コレステロール、HDL
コレステロール、中性脂肪」の組み合わせが多いらしいです。
総コレステロールを測定する利点としては、測定系が安定してることと、疫学的な
データが多くあることが挙げられるらしいです。これにより、10年間の心筋梗塞や
脳卒中による死亡率、5年間の急性心筋梗塞発症リスクを算出することができる
らしいです。
②肝臓で作られたコレステロールは、LDLという運び屋によって全身に運ばれ、あまった
コレステロールは、HDLという回収屋により肝臓に回収されるみたいです。このことは、
普通、悪玉コレステロールと善玉コレステロールという形で使われるみたいです。
総コレステロールが反映するリポ蛋白には、超低比重リポ蛋白と中間比重リポ蛋白、
高比重リポ蛋白があり、中性脂肪含有量が多い順番みたいです。
LDLコレステロールは、(LDLコレステロール値=総コレステロール値ーHDLコレステロー
ル値ー中性脂肪値/5)計算されるらしいです。
③総コレステロールの中には、動脈硬化を促進する悪玉コレステロールと動脈硬化を
防ぐ善玉コレステロールの2種類があり、この2つのコレステロールを合わせた物が
総コレステロールとなるみたいです。もし「コレステロールとは何?」聞かれたら
「タマゴに多く含まれてる脂質」と説明してもいいみたいです。実際に、1984年に
胆石から抽出された固体があり、ギリシャ語の「chole」(胆汁)と「stereos」で
「コレステロール」と名付けられたらしいです。
●コレステロールに関するQ&A
① Q:コレステロールは体の中でどのような働きがあるの?
A:コレステロールは全身の細胞膜の成分で、ホルモンやビタミンのDの
原料となり、また、胆汁酸の原料ともなり、食事の脂質やビタミンの
吸収を助けます。
② Q:体で使われなくなったコレステロールはどうなるのですか?
A:コレステロールは、肝臓から胆汁中にそのまま、あるいは代謝を受け
て胆汁酸として排泄されます。また、胆汁は、胆嚢で濃縮されたあと、
食事を摂取すると小腸に分泌されるらしいです。胆汁酸は、食事中の
脂質を吸収する手助けをしながら、大部分が再び肝臓に吸収される
みたいで、残りは排便として捨てられるらしいです。
③ Q:どうして、血液中のLDLコレステロール値は高くなるの?
A:健常な人の場合は、からだ全体のコレステロールの量は、肝臓で作られる量
、
小腸から吸収される量、からだの中で利用される量、そしてからだから排泄
される量のバランスが適切にとられ一定に保たれています。また、血液中の濃度を
一定の範囲以内に保つため、女性ホルモンや甲状腺ホルモンなどの仕組みが
関係してるらしいです。しかし、これらの調節の仕組みがうまくいかなくなり
バランスが崩れると、脂質異常が起こり、血液中のLDLコレステロールが増える
みたいです。
④ Q:どのような食事をすれば血液中のLDLコレステロール値を下げれますか?
A:食物繊維が多い食品、nー3系多価不飽和脂肪酸の多い青背の魚、nー6
系多価不飽和脂肪酸の多い大豆を増やしましょう。逆に飽和脂肪酸や工業
的に作られたトランス脂肪酸の多い食品は控える。
基本的には、コレステロールの多い食品は控え、日本食中心の食事がいい
みたいです。
⑤ Q:運動は血液中のHDLコレステロール値を増やすのですか?
A:運動により、トリグリセライド値が下がるとともにHDLコレステロール値は
あがり、メタボリックシンドロームや糖尿病でHDLコレステロールが値が低い
方は、非常に効果が期待できるらしいです。
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